私がお家カラオケをおすすめする理由

2020年から21年にかけてコロナ禍で飲食店やカラオケボックスが営業を自粛せざるを得ない状況が続き、カラオケでストレス解消や仲間と楽しんだり、歌の練習をしていた方にとってはがまんの日々が続きました。その影響もあってお家カラオケへのニーズが増えたのではないかと思います。このページでは、長年スナックや居酒屋でカラオケを歌ってきた私が、お家カラオケをおすすめする理由を述べたいと思います。

居酒屋やスナックなどの社交場において、お店の方やほかのお客さんと楽しくすごすためには、様々なマナーを意識する必要があります。
カラオケがあるお店は、さらに特有のマナーを守る必要があると思いますが、活動の時間が限られ、カラオケボックスで一人で練習できない人にとっては、行きつけのお店でいきなり歌わざるを得ない場合があるかと思います。そこでうまく歌えないと、自分が気まずい思いをするだけでなく周りのお客さんを不快にさせてしまうことになりかねません。お家カラオケは歌の練習を低コストでいつでもできるので、最もおすすめする方法です。

では、お家カラオケで練習する一番の目的は何でしょうか。
できるだけ周りのお客様に失礼なく歌えるようにするためではないでしょうか。
お家カラオケで練習が出来る理由を以下に述べます。
●音程やテンポが変えられる機能があれば、最適な値を確認できる。
●ガイドメロディーの大きさを調整できる機能があれば、はじめはガイドメロディーに合わせて歌い、慣れてきたらガイドメロディーをOFFにしてメロディー通りに歌えれば音程はマスターできたと判断できる。
●歌うタイミングや歌詞は、ほぼ本番と同じ状態で練習できる(楽器の音質やディテールは業務用とは比較になりませんが練習用としては十分と思います)。
●音程表示機能や採点機能がある機種では、音程やタイミングが合っているか定量的に評価できる。
●録音機能がある機種では、聞き返して音程やテンポがあっているか客観的に確認できるので、録音しない場合に比べ修正点が把握しやすい。

つぎにお家カラオケで練習するメリットを考えてみました。
●一人で練習できる
飲食店やカラオケボックスでほかの方がいらっしゃる前で歌う場合には、お互いにマナーを意識する必要があると思います。歌を歌っている間は大声で会話をしない、そこそこ音程に合わせて歌う、歌詞を何度も間違えないなどです。いずれも完璧にできるわけではありませんが、マナーを意識しない自分勝手な方は周りの方を不快にさせせっかくの酒席が台無しになりかねません。
●低コストでいつでも練習できる
お家カラオケ用の家庭機器は、曲数、背景動画、演奏音の質など業務用には遠く及ばない部分はありますが、音程や歌詞を覚えるための機能を備えています。お家で低コストでいつでも練習できる点がお家カラオケの魅力です。
●歌手になった気分で歌える
皆さんは、好きな歌と出会ったとき、どのような状況でしたか。私が好きな歌と出会ったきっかけは、車内や街中で流れているラジオがほとんどであったと思います。聞いていて心地良い、なぜか自分に合っているという感じです。もう一度聞いてみたいと曲名を調べ、何度か聞いてメロディーを覚えます。何度か聞いたところで歌詞も気になりだし、しっかり聞いてみたい、自分も歌ってみたいとネットで聞いたりCDを購入します。特に仕事や私生活で大変な苦労をしているときに聞いた曲で元気づけられるとよりその曲や歌詞の内容がその時の自分とリンクして記憶に刻まれました。次にその曲を歌っている歌手です。自分の人生に良い影響を与えてくれたわけですから尊敬せずにはいられなくなります。その歌手の様に、人に勇気を与える存在になりたい、願わくば歌を通してその願いをかなえたいと、自分の歌の上手下手にかかわらず思いようになりました。ネットなどでその歌手の生い立ちや経歴を調べます。その歌手が苦労していたことが分かると自分に重ね、元気づけられ、自分もいつか成功するんだ!と勝手に思うようになります。歌手になりきって歌うことで、たった3分ですが成功した自分をイメージできるのです。今の自分がどん底であればなおさらです。スナックや居酒屋で歌えば1曲数百円です。若いころは髙いなぁ~と思いましたが、今はカラオケのコスパの素晴らしさに納得しています。

つぎに居酒屋やスナックでカラオケで歌うことを通して得られるメリットを考えてみました。これはお客の大部分のメンバーがマナーを心がけることでそのメンバー得られることと思います。
●歌い手の性格が分かる
私がよくお邪魔する居酒屋は20人程度のお客さんが入る厨房含め20畳程度の広さですが、歌っている間はお客同士の大きな声での会話は禁止です。ほかの客と会話をせずに一人で飲んでいる場合は、歌を最後まで聞くことになり、歌い手はお客の時間や行動を制約する状態になります。歌い手は自分が周りに与える影響を自覚し聞き手に不快な思いをさせないように歌うことを心がけているかどうかが問われると思います。
●お客さんの反応が分かる
歌い終わったときにどのようなリアクション(拍手や掛け声)をするかで自分や自分の歌い方に対する評価がある程度わかります。
●知らないお客さんと交流するきっかけになる
その場の雰囲気や季節に合わせて歌う歌を選んで歌ってくれて、その上うまいなぁ~と思ったり感動する人が多ければ拍手の数も時間も多くなります。そのように歌える人は多分性格もよさそうだ、と勝手に判断してチャンスがあれば声をかけてみようかと思います。そのような歌い手とは席が隣になったときには会話が弾み友人関係に発展することもあります。お店側としては、営業上の理由で客に歌うことをすすめますが、客にとってカラオケは新しい友人を作ったり親睦を深めるための重要な手段となっています。
●マナーの良いお客さんが集まるようになる
カラオケを歌うことにより歌い手のマナーの良し悪しや性格がほかの客にわかってしまう怖さがあります。なので自分勝手に歌う客は敬遠され声もかからないのでそのうち顔を見なくなることが多いです。その結果マナーの良いお客さんが残るようです。

まとめ

いかがでしたか。居酒屋やスナックでカラオケで歌い、ほかのお客さんと楽しく過ごすためには、お互いマナーを守ることが欠かせません。最低限、歌うと決めた慣れない曲は事前にお家カラオケで練習して本番に臨まれることをおすすめします。