TOOL+でいくら稼げるのか~アクセス数で得られる収入は?

副業としてまとめブログの運営を始めようとしている方は、サイドライン社への問い合わせなどを行い、ツールの購入を検討している方もいらっしゃるかと思います。同社からのLINEには同社が紹介するサイトにたくさんのアクセスが来ていて正しい方法でブログを運営すればそこそこの収入が見込めるような内容が書かれていますが、本当に稼げるのか疑問に思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。そこで、本記事では、ブログアクセス上位サイトにどのくらいのアクセスが来ているのか、アドセンス広告でどの程度の収入が見込めるのか調査を行いました。また、ブログの経験がない人でも稼げるのか、ブログで稼ぐための「正しい方法」とは何なのか考察しました。TOOL+の購入を検討されている方の参考になれば幸いです。

サイドライン社からくるLINEの内容

サイドライン社のサイトでは、短期間でかなりのアクセスや収入が得られているというブログが紹介されています。
次は、TOOL+の利用者が作成したとされるブログです。

また、アクセス数に応じて得られる報酬例がブログで紹介されています。

収益額は、次式で得られます。
「収益額」=「アクセス数(PV)」×「クリック率」×「クリック単価」

前記グーグルアドセンス報酬例は、クリック率1%、クリック単価30円で計算されています。

審査が不要な忍者AdMax(アドマックス)の場合、クリック率0.05%、クリック単価5円
とすると、

となります。

参考:忍者AdMaxは稼げるのか?稼げないのか?クリック単価や1PV辺りの収益はどれぐらい?

LINE内容の検証結果

アクセス数の推定

多くのアクセス数を集めたとされるブログの現状アクセス数をブログに表示されている逆アクセスランキングから推定しました。
逆アクセスランキングは、特定期間のアクセス元、アクセス数を表示しています。

「気になる芸能まとめ」の場合


ページの右下に逆アクセスランキングが表示されています。アクセス数の合計は、65383回です。

集計期間が表示されていませんが、
ねらーアンテナの逆アクセスランキング
によれば、週間値※であることがわかります。

※前記気になる芸能まとめ 逆アクセスランキング 11ねらーアンテナ 2170 と
下表週間逆アクセス 順位59 気になる芸能まとめ OUT2111 が ほぼ同じ値であることからです。

前記集計値(65383)を4倍し月間アクセス推定値は約27万回となります。

アドセンス広告で得られる収入

前記推定アクセス数で得られる報酬を計算しました。
広告の種類は見た目だけで一概に判断できませんが、
ブログにアダルト・成人向け・ポルノが含まれている場合は、
グーグルアドセンスの審査は通りません。

グーグルアドセンスの場合

月間アクセス数27万回、クリック率1%、クリック単価30円の場合、
ひと月の報酬は、81000円となります。

忍者AdMax(アドマックス)の場合

月間アクセス数27万回、クリック率0.05%、クリック単価5円の場合、
ひと月の報酬は、6750円となります。

考察

なぜまとめサイトで稼げないのか

アクセスを稼ぐには、GOOGLE検索とRSSがあります。一般的に
RSSを機能させるためタイトルを奇抜に目立たせてクリックしてもらう方法です。
これは、タイトルは記事内容の要約であり顔であるとするGOOGLEの方針とは矛盾するので注意が必要です。
ブログ運営をGOOGLE指針に沿わない形で進めるならGOOGLE検索でのアクセスは期待できません。

GOOGLE検索とRSSのどちらでもアクセスを稼げないのが原因です。

GOOGLE検索でアクセスが得られない

中身はほかの記事のコピペでタイトルを変えて興味を引きアクセスを得ようとしても
GOOGLE評価にはつながらないのでGOOGLE検索でのアクセスは期待できません。
まとめブログに自分が書いた記事がなく寄せ集めだけではオリジナリティが出しにくいためです。
オリジナリティーを出すにはブログ運営者書いた記事がブログ記事の主要部分を占めることが必要です。
Yahooに出ている記事のコピペ+5ch投稿内容でオリジナリティーは出せず、
興味を持ってもらえるブログになりにくいことがGOOGLE検索でアクセスを得られない原因と考えます。

RSSでアクセスが得られない

RSSでアクセスが増えるなら同じ作りのブログアクセスも、そこそこ増えてもいいはずですが、
RSSをうまく機能させることができずにアクセスが稼げないことがほとんどです。

RSSとはます。

自分のブログと相手のブログに双方の記事のタイトル(相手記事へのリンク)を表示し、相手のブログで自分のブログ記事のタイトルをクリックしてもらうことで自分のブログへのアクセス数を増やす手法。相手のブログが多数の読者が訪れるアンテナサイトなら自分のブログへの多数のアクセスが期待できる。

アンテナサイトとは

多数のまとめブログの記事のタイトル(まとめブログ記事へのリンク)をジャンル別、時系列に表示しているブログ。タイトルがクリックされると、参照元のブログ記事にジャンプし、表示することで、参照元のアクセス数アップに貢献する。

RSSによるアクセス流入元となるアンテナサイトには、他のまとめブログが作成した同じようなタイトルの記事が
時系列で並んでいるので読者は同じ記事のタイトルはクリックしません。ましてや、有名でないブログ名を探して
記事をクリックしません。クリックされやすいのは、目につくタイトルで、元のタイトルを大げさな表現に
したり、文字を羅列して目立つように変えていることがほとんどです。記事の内容はコピペがほとんどです。
よって、アンテナサイトを訪れた読者は、目立つタイトルをクリックしますが、
記事内容が他と同じとわかるとすぐに離脱します。タイトルが引用元の記事と同じなら、特定のブログの記事だけが
クリックされることはなく競合が多くなると同じような記事構成のブログのアクセス数も減少します。

以上が、RSSでアクセスを得られない原因と考えます。

RSSでアクセスをふやすには

より多くのアクセスが見込めるアンテナサイトに自分のブログ記事を表示してもらうように依頼が必要になります。ただ、アクセス数が少ないブログを表示してくれるかどうかは、アンテナサイトの判断によります。登録してもらってもアクセスが増えるとは限らないため試行錯誤が続くことになります。

1PVあたりの収益(クリック率×クリック単価)が低い

忍者AdMax(アドマックス)広告を使用する場合、1PVあたりの収益が低く、月万単位の報酬を狙う場合には、月間50万以上の
PV(Page View、ページビュー数 ブログ内で特定のページが見られた回数を表す数字)が必要となります。

広告の種類と特徴は次の通りです。
ブログの内容によりグーグルアドセンスの審査は通らないことがあります。

グーグルアドセンス
  • アダルト、暴力、ギャンブル、誹謗中傷、アルコール、タバコなどの内容は禁止。
  • SEO(エス・イー・オー 「Search Engine Optimization(サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)」の略称)
    を満足する記事内容とすることでGoogleやYahoo!などの検索エンジンでの上位表示が期待できる。
  • 審査が必要。
  • ブログ記事内容に関係のある広告が表示される。
  • 忍者AdMaxに比べクリック率、クリック単価が高い。
忍者AdMax(アドマックス)
  • アダルト内容で構成すれば、グーグルアドセンス広告を使用しているブログよりPVが稼げる。
  • 審査不要。
  • ブログ記事内容と関係ない広告が表示される。
  • グーグルアドセンスに比べクリック率、クリック単価が低い。

記事作成作業を妨げる要因

タイトルや本文に関係ない5ch投稿内容は削除する必要があります。

投稿内容のほとんどがタイトルに関連のない内容で占められていたり、
誹謗中傷や、グロテスク画像など不適切な内容が紛れ込んでいることがあります
チェックし削除しないと、LIVEDOORパトロールチームから警告を受け、場合によっては、
ブログの利用を停止されることがあります。

わかったこと

RSSに頼るより、魅力あるコンテンツを作れるかが重要です。それがブログの差別化につながるからです。
アクセスが増えるかどうかはタイトルと記事内容次第です。
アンテナサイトやRSSには、コピペで作成した同じような記事が並んでいて読者にとっては、
どのサイトも同じに見えます。よって特定のサイトにアクセスが集まらないということになります。
ブログの差別化できないとアクセス数を稼ぐことはできません。
GOOGLEアドセンスを通らないアダルトな内容は広告単価が低いので稼ぐには半端ないアクセス数が必要です。

ブログのアドセンス広告で稼ぐための「正しい方法」とは

まとめブログにかぎりませんが、ブログのアドセンス広告で稼ぐための条件は次の通りです。

  • 記事のタイトルと内容がユニークである。
  • オリジナルのコンテンツが多数を占める。
  • コピペ部分は出典元がわかるように示されている。
  • 同じテーマでも違う視点でまとめている。
  • 多くの人が興味をもっている。
  • 疑問や問題を解決できる。
  • ためになる情報をタダで提供している。
  • 同業ブログの批判をして代替として有料の商品やサービスを押し売りしない。
  • 流行に左右されない内容である。
  • 一つのテーマの記事数が多く(100記事以上)体系化されている。
  • RSSによる流入ではなく自分が作成したコンテンツがアクセス数のほとんどを占める。
  • GOOGLEアドセンスに合格したサイトである(広告単価が高い)。
  • 競合が少ないジャンルである。
  • 広告はユーザーが必要とする時に違和感なくクリックしてもらえる構成である。
  • ブログ内容を長期(少なくても数年以上)にわたり改善している。
  • どの改善がアクセス数アップにつながったか自分で評価ができている。
  • 提供される情報の確からしさをユーザーが簡単に検証できる

まとめ

いかがでしょうか。
前記条件に該当する数が多いほど、記事が多くの人に検索されるので、GOOGLE検索結果も上位表示され、
アクセス数もアップし、広告がクリックされる確率も高くなります。
そのようなサイトは他のブロガーの参考になるでしょう。
ただ、初心者が、わずか数か月でこのようなブログを作れるようになるにはかなりハードルが高いと思われます。
継続することで目標収益金額に見合うだけのアクセス数が確保できるようになるかもしれませんが、
どのくらいかかるのかは、やってみなければわからない、というのが実際のところです。
いくら記事を量産できても前記内容を満足し継続しないと稼げるところまではいきません。
メーカーがアドバイスしてくれるということで高額なお金をかけてTOOLを購入し、
うまくいかずに何度かアドバイスを受けてやっては見たが前記内容がネックになりメーカーへの質問をする
気もなくなったという人が少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
サイドライン社は、購入者の質問対し、メールのみではありますがが、一般的な内容でしっかりアドバイスして
くれますし、ブログ投稿上の注意喚起やTOOL+の動作保証や動作の仕組みの説明はしてくれます。
ただアクセス数を増やす方法や手順の有効性についてはジャンルや記事の内容に左右されるので
最終的にはユーザーの責任でクリアする必要があります。

稼げなくても、勉強のためとか情報収集のためのツールとして使えればよい、という人はよいでしょうが、
半年後には万単位で稼げないと困るという人はやめておいた方が無難です。